夢千代の里 山陰の秘湯 湯村温泉から車で10分
◆永代供養墓・霊園・動物霊園 ◆水子供養 ◆御祈祷 ◆御詠歌 ◆座禅体験
〒669-6804 兵庫県美方郡新温泉町熊谷1286番地
TEL.0796-92-1039

「善住寺」リンクメニュー

  • |ホーム
  • |成り立ち
  • |寺宝・文化財|
  • |御祈祷
  • |水子供養|
  • |霊園・永代供養墓
  • |一年の行事|
  • |御詠歌の癒し
  • |寺っ子体験スクール|
  • |書道教室
  • |善住寺への道案内|
  • |ブログ「純心を弘める」|
  • |フォトギャラリー
  • |申込・お問合せ|


  • 最新の記事
    2020.04.20
    兵庫県新温泉町飲食店テイクアウト情報☆ エール飯にご協力を!!
    2020.02.20
    うちは現在アナ雪ブーム真っ盛り
  • 月別アーカイブ
  • 2020年4月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年8月
  • 2013年7月
  • 2013年6月
  • 2013年5月
  • 2013年4月
  • 2013年3月
  • 2013年2月
  • 2013年1月
  • 2012年12月
  • 2012年11月
  • 2012年10月
  • 2012年9月
  • 2012年8月
  • 2012年7月
  • 2012年6月
  • 2012年5月
  • 2012年4月
  • 2012年3月
  • 2012年2月
  • 2012年1月
  • 2011年12月
  • 2011年11月
  • 2011年10月
  • 2011年9月
  • 2011年8月
  • 2011年7月
  • 2011年6月
  • 2011年5月
  • 2011年4月
  • 2011年3月
  • 2011年2月
  • 2011年1月
  • 2010年12月
  • 2010年11月
  • 2010年10月
  • 2010年9月
  • 2010年8月
  • 2010年7月
  • 2010年6月
  • 2010年5月
  • 2010年4月
  • 2010年3月
  • 2010年2月
  • 2010年1月
  • 2009年12月
  • 2009年11月
  • 2009年10月
  • 2009年9月
  • 2009年8月
  • 2009年7月
  • 2009年6月
  • 2009年5月
  • カテゴリー
  • JSCWAスピリチュアケアワーカー8期生
  • Ownd
  • Paix2(ぺぺ)
  • あ~幸せだな~って思う食べ物
  • いのち
  • いのちをつむぐ会
  • お寺に生まれて
  • お寺へ行こう『テライク-TeLike』
  • お知らせ
  • お経を読み解く
  • ガイナーレ鳥取
  • ご挨拶 告知など
  • ジャズシンガーNao
  • チーム『Hugくむ』プロジェクト
  • つぶやき
  • つわものどもが夢の跡
  • デリバリー僧侶
  • とあるエピソード
  • とっても素敵な出会いの奇跡
  • ラーメン食べ歩き
  • 仏さまの拝み方
  • 他愛もないこと
  • 但馬のグルメ
  • 但馬のラーメン
  • 但馬の真言宗寺院
  • 但馬青年教師会
  • 個人セッション
  • 僕の楽しみ
  • 善住寺 習字教室
  • 善住寺『こころの寺子屋』
  • 善住寺の大法要 一大イベント
  • 善住寺の紹介
  • 善住寺の行事
  • 善住寺体験コース(グループセッション)
  • 善住寺密教婦人会
  • 大好きな本の紹介
  • 夫婦のこと
  • 子どもNGO懐(ふところ)
  • 子供たちへ
  • 寺っ子体験スクール
  • 小豆島八十八ヶ所霊場巡拝
  • 御本尊大日如来大祭 護摩祈願
  • 御祈祷のお寺 善住寺
  • 御詠歌とともに
  • 心に留めておきたい名言集
  • 心の相談員(11期生)
  • 心屋塾のBeトレ会員です
  • 思い出のアルバム(記念写真)
  • 愛しの動物霊
  • 感謝のバトン
  • 我執に向き合う
  • 新温泉町 心のネットワーク 
  • 新温泉町グルメ
  • 新温泉町仏教会
  • 新温泉町情報
  • 日本海新聞掲載コラム
  • 望心と真由と亜依と妻と僕
  • 未分類
  • 東日本大震災
  • 湯村温泉
  • 災害
  • 田舎はいいよね(但馬の情報)
  • 田舎はいいよね(鳥取の情報)
  • 瞑想
  • 精神世界
  • 素敵なセミナーのレポート
  • 結婚式・披露宴
  • 自己開示 セルフプロデュース
  • 講演の記録
  • 道しるべ
  • 高野山
  • 高野山開創1200年記念大法会 
  • 鳥取のおすすめグルメ
  • 鳥取の美味しいラーメン
  •  すべて


  • 2013.12.12
    • 講演の記録
    いのちの授業 夢が丘中学校

    夢が丘中学校の保健の先生はうちの檀家さんであり、そして年末に懐の被災地支援活動でご一緒した方である。
    施設実習をお願いしたところ、あっという間に話を進めていただいた。
    校長先生にも快く受けていただいた。
    その中で一つ条件が。
    「子供たちにいのちについて話してやって下さい」

    それからとても悩んだ。
    僕はお坊さんで死の現場で働いている。
    死をどれだけ子どもたちの胸に焼き付けようかということばかり考えていた。

    この中学校での事故で亡くなったうちの檀家さんのところへお話を伺いに行ってみた。
    僕の同級生の死を振り返ってみようともした。

    しかし聞けば聞くほど、振り返れば振り返るほど、話をすることはできなくなった。
    力の入り過ぎている僕に向って、父からも強く諭された。
    「大上段にふりかぶって話をしようとするんじゃないぞ!」

    僕は等身大の話をすることにした。
    中学一年生の子たちに向って、下手くそでも、精一杯お話した。

    僕はお寺の待望の後継ぎとして生まれたこと。
    名前はおじいちゃんが一生懸命悩んでつけてくれた、お坊さんになるべく付けられた名前だったこと。
    おじいちゃんのひざに座って、幼いころから仏具をおもちゃにしていたこと。
    子どもの頃から体が弱くて、特にぜんそくに苦しんだ。そんな時に親から「この苦しみは将来病気の人の苦しみをわかってあげれようにと与えられた試練なんだよ」と、お札で一生懸命背中をさすってもらっていたこと。
    お坊さんを継ぐことに反発した中学時代。
    夢を見れない自分にあきらめた高校時代。
    お坊さんになりたいという友人との出会いに驚いたこと。
    修行時代、不眠症で苦しんだこと。
    睡眠薬を2錠飲んで吐きじゃくった後、門前に立っていて、「これを踏み出せば楽になれる」と思ったけど、足が踏み出せなかったこと。
    ついに倒れた僕のところに来た先生から、「リタイヤするか」と言われ、涙がぶわっと溢れだし、「できません、待っててくれる人がいるのに」と泣きながら答えたこと。
    薬が切れた時、先生に言うと「お前はまだ薬に頼っとるんか!」と怒られたけれど、幹事先生には「その気持ちがわかる」といってもらえたことが、ものすごく嬉しかったこと。
    薬に頼りながらも、「お前は80人の中で一番弱い」と言われながらも、なんとか修行を終えることができたこと。
    不眠症は修行を終えても治ることなく、10年の闘病を経たこと。
    「修行なんてしなければ。お寺なんて継がなければ。仏教なんて!」と仏教を否定したこと。
    「僕なんて死んでもいいんだ。」「死んだら楽になれるんじゃないか」眠れない中で思い続けていたこと。
    かすかにあった鍼の響き。ある時から毎日かかさず行ったヨガのおかげで、徐々に希望が見えてきたこと。
    ヨガも仏教の中の教えの一つ。完治した時、思ったのは「なんだ僕はあれだけ否定し続けた仏教に救われたんじゃないか」って思ったこと。
    ようやく僕はお坊さんになるって自分の心で決めることができた。
    そして今に至る。

    なんでこんな自分のこと長々と話したと思う?
    どんなにかっこわるくても、どんなに苦しんでいても、どんなにしょうもなくても、これが僕のいのちなんだ!
    これが僕が今までずっと向き合ってきた、いのちそのものなんです。
    みんなの中にも同じようにある、たった一つのいのち。

    「あの、みんなに質問ってしてもいいでしょうか?」
    息抜きを入れた。
    先生が「はい、どうぞしてみてください」と答える。

    「みんな、いのちって何だと思う?どんなものだと思う?」
    僕の問いかけに、みんなどうしようか体をもぞもぞしている。
    「なんでもいいよ。たぶんどれも正解だと思う。」
    なんとかかんとか3人の子の答えを聞きだすことができた。
    「生きている証」
    「一つしかないもの」
    「尊いもの」

    僕はおじいちゃんの死について話した。
    僕の名前をつけてくれたおじいちゃん。
    仏具で遊ばせ、お経を教えてくれたおじいちゃん。
    お盆のお参りに小学校3年からずっと連れて回ってくれたおじいちゃん。
    認知症になったおじいちゃん。
    厳格な人からかわいい人に変わって行ったおじいちゃん。
    みんなで世話して家族がまとまった。
    そして我が家で、父の腕の中で亡くなった。
    僕の出張の帰りを待っていてくれたかのように、僕も最期に立ち会うことができた。
    温かかったおじいちゃんが、冷たくなっていった。
    90歳だった。
    葬儀を終え、火葬にする。かなしかったけれど、そこでみんな笑った。
    見事な足の骨。この足で車なんかない時代にどこまででも歩いたんだな~。この足で介護中に「いやだ~」って蹴ってきたんだな~って。

    みんなに言いたいのは、人の死に立ち会って、感じてほしいってこと。
    冷たくなっていく体。
    周りのかなしみ。
    そして、いのちはもう二度と戻らない。

    いのちの木の話をしようか。
    「僕はまだ小さな一本の木。大きく大きくなりたいと願っている。
    幸せになりたい。
    健康でいたいし、お金もほしい。
    いい家に住みたいし、美味しいものも食べたい。
    もっともっと太い幹にしたい。
    子どもも欲しいし、いつか孫も欲しい。
    みんなみんなが元気で幸せでありたい。
    大きな大きな枝を広げたい。

    いつしか僕の木は大きく太くなっていった。
    上へ上へ。
    それだけを強く望み、今までやってきた甲斐あって、誰よりも大きく、誰よりも太く。

    ある時強い風が吹いた。風は体中に吹き付ける。
    足元を踏ん張り、力いっぱい我慢していた。周りのみんなも懸命に耐えている。
    しかし、大きく頑丈だと思っていた僕の木は、悲しいほどあっけなく倒れてしまった。
    それを横目に、隣の小さな木は、倒れずに立ち続けている。

    なんでなんだ、こんなに努力してきたのに。
    なんでなんだ、子供のためだけを思って一生懸命やってきたのに。
    自分たちの幸せだけ追い求めて、ここまで大きくなったのに。
    こんなことくらいでダメになってしまうなんて。

    隣の小さな木は言った。
    「それはね、目先のことばかりにとらわれて、根の部分をおろそかにしてきたからだよ。君の根はあまりのも貧弱だよ」

    どんなに大きな木になっても、足元がひ弱だったら、少しの風でも倒れてしまう。
    どんな困難が訪れようとも、どんな苦労が押し寄せようとも、根がしっかりとした木は揺るぐことはない。
    根を大切にするんです。根の部分と言うのはお父さんでありお母さんであり、さらに土の中にはおじいちゃん、おばあちゃん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、ひいひいおじいちゃん、ひいひいおばあちゃん。
    根を伝って行くと、限りなく下に伸びている。そこに水をやり肥しをやれる人は、きっといのちの木の全体像を感じることができるのだろう。
    僕たちは、連綿として続くいのちによって支えられている。
    誰一人欠けても、僕たちのいのちまで辿り着く事はできなかった。
    それってすごいよね。

    いのち。使わないと光らないよ。
    それではちょっと命の使い方。
    DVDを見てもらおうかな。
    これは昨年末、被災地での子どもたちの支援活動の記憶です。
    みんなとちょうど同じくらいの年の子たち。
    15分ほどです。

    これは一つの提案で、いのちの使い方はいろいろあると思う。
    自分の中でいろいろと考えるきっかけになってくれればと思う。

    「生きている証」
    「一つしかないもの」
    「尊いもの」
    みんなが出してくれた答えは、自分でしか感じることができないよ。
    どうかみんな、精一杯自分のいのちと向き合ってほしい。

    最期に助産師・小林寿子さんの言葉を贈る。
    「いのちが大切だっていうより、いのちと向き合うみんなの心が大切なんだよ!」

    言葉じゃない。
    どうか感じて欲しい。
    いのちを・・・。
    (完)

    The following two tabs change content below.
    • この記事を書いた人
    • 最新の記事
    アバター画像
    Twitter のプロフィールFacebook のプロフィールMy YouTube channel

    山地 弘純

    住職
    真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
    アバター画像
    Twitter のプロフィールFacebook のプロフィールMy YouTube channel

    最新記事 by 山地 弘純 (全て見る)

    • 兵庫県新温泉町飲食店テイクアウト情報☆ エール飯にご協力を!! - 2020年4月20日
    • うちは現在アナ雪ブーム真っ盛り - 2020年2月20日
    • 仲間が琴浦町にある「東伯発電所」の壊れた風車の視察をしてきてくれました - 2020年2月19日
高照寺のふもと、養父市八鹿町高柳で寒行托鉢を修す
犬の情報誌「Wan」11月号で掲載された小豆島保安寺のパグを抱く善住寺の子供遍路



|TOP|成り立ち|寺宝・文化財|御祈祷|水子供養|霊園・永代供養墓|一年の行事|御詠歌の癒し|
|寺っ子体験スクール|書道教室|道案内|フォトギャラリー|申込・お問い合わせ|


高野山真言宗 熊野山那智院「善住寺(ぜんじゅうじ)」
〒669-6804 兵庫県美方郡新温泉町熊谷1286番地 TEL.0796-92-1039


Copyright 2009.熊野山那智院 善住寺 allrights reserved
当ウェブサイトに掲載されているすべての記事・画像の無断転載を禁じます。