夢千代の里 山陰の秘湯 湯村温泉から車で10分
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  • 2018.11.30
    • いのちをつむぐ会
    『第一回きらめ樹☆お話会と選木体験会』大成功!! ~私たちの想い描く森の500年後~

    「レッツ~、きらめ樹~~☆」

    その掛け声とともに笑顔が弾けた11月26日。

    善住寺において『第一回きらめ樹☆お話会と選木体験会』が開催されました。

    さまざまなご縁の糸で繋がった皆さんが集い、500年後の未来を想い、森の再生を行う「皮むき間伐」のきらめ樹を学びました。

    きらめ樹リーダーの和田康平くんと江美子ちゃんのナビゲートにより、午前はお話会、お昼ごはんを挟み、午後は選木体験会を行いました。

    とってもとっても愛おしい時間でした。

     

     

    【お話会 第1部】

    放置された日本の森

    日本の面積の7割が森林であり、そのうちの4割が人工林です。
    戦後の経済政策により、スギ、ヒノキの植林が奨励されたため現在50歳から60歳の年齢の森林が多く、そのほとんどが手入れされないままに放置されています。
     コストの安い外材の輸入制限が緩和され、採算の取れない日本の人工林の多くが取り残されることとなりました。

    樹はびっしりと並んでいて、先端にだけ葉がついていて、森の中は暗く空洞化し、地面には草も生えていません。
    動物たちの食べ物もありません。

     また天然の樹は真っ直ぐに主根を伸ばして枝根を張っていきますが、人工の針葉樹の特徴は主根がなく、浅く水平に張ってしまい、上の重さを支え切ることが難しくなります。

     

     

    災害との関係性

    大分県日田市の土砂災害の写真を見せてもらいました。大きな大きな土砂崩れです。

    国の見解としては山肌の表面から3メートルの所を滑っているから人工林だということは関係ないというような発表のようですが、実際一部緑が残っている部分は広葉樹であり、本当はそれより浅いところを滑っていたのではないかという疑問が残ります。

     

     

    木材輸入大国日本

    さらに話はマレーシアの森林伐採に移ります。

    かつてそこは先住民がロングハウスで住む、自然とともに生活する場所でした。
    しかしそこに30年前に伐採の手が入ります。

     これはラワンというもの広葉樹なんですけど、これらの巨木もなにもかも伐採されました。
    たちまちに山は丸裸。
    そこに植林したパーム椰子やプランテーションなどの場所に、動物たちは住みません。

    川には土が流れてしまい二色に分かれてしまっています。写真では、道具をもち魚釣りをこうやってしていたんだよと伝える人たちが、今の魚のいない川に向かって釣りの真似をしていました。

    森の恵みをいただき、自給自足の生活をしてきた人たちは、ここで暮らしていくことができません。
    そしてその人たちの中には開発に従事していくなどの生活へと変わっていく者も現れるのです。

    日本は原生林破壊に繋がる木材貿易の7割に加担しています。これが途上国支援といいながら行なっているODAの一つの姿なんです。

    (そう康平くんが語った時、みんながとても重苦しい気分になったようでした。僕もやはり心が痛みました。)

     

     

    合板、新建材の家は安いという情報圧

    次には、その原生林の木の使い道です。

    そのほとんどが合板製品として使われています。
    見た目がよく、施工しやすく安価なため、ハウスメーカーのほとんどが使っています。

     しかし接着剤が使われていてその粘着力は15年ほどで衰えはじめるといいます。

     さらに外材であるため日本に合わず、防虫剤も添加されています。

    有機リンやネオニコチノイドという神経毒が混入しているというのです。
     フォースターという安全基準がありますが、そこにネオニコチノイドが含まれていないため、フォースター基準を満たしていますから大丈夫ですと言われても、安全とは限りません。

    そしてその毒性のある物質が、床下暖房や日照によって室内に出てくる恐れがあるというのです。

    (えー!? お寺側にはほとんどないけど、庫裏の方にはだいぶ使ってるんじゃないかな~とちょっと嫌な気分がよぎります。)

    人の平均的な物質摂取は空気83%、飲み物8%、食べ物7%、その他2%と言われています。
    ですから食べ物に一生懸命気を使っているっていう人がいますけれど、それよりも断然気をつけるべきは空気ですよ。

    合板はそんな人体へのリスクがあるのです。

    しかし現状では、合板利用は増え続け、根太(床板を支えるためにその下に渡す木)を使わない「根太レス工法」が広まっています。

    全ては、施工を容易にし、費用を安くすることが主な理由にであるように思います。

    ハウスメーカーの作る家は安く売り出されています。

    坪単価17万2626円!とか坪単価10万2127円!というチラシが入っているのを見たことがあるでしょう。

    しかしそれにいろんなオプションを追加していったらそこそこの金額になります。

    工務店にしっかりとこだわりを形にしてもらった家の坪単価と、さほど変わらなかったりするのです。

     

    ※坪単価トリック

    メーカーの坪単価は、「建築工事金額」を「建物の床面積」 で割って算出しますが、坪単価を計算するための明確な定義がないため、それぞれのメーカーがそれぞれに坪単価を出しています。

    詳しくはこちらのブログをご覧ください。「メーカーの坪単価のカラクリ」

    https://www.towntv.co.jp/2009/11/post-18.php

     

    また合板がつかわれているため寿命も短いです。

    日本の住宅の建て替えは平均26年と言われているんです。

    一見高いように思いますが、合板ではなく無垢材にこだわった健康的で丈夫な100年もつ家。

    本当に高いのはどちらなのでしょうか。

     

     

    自給自足への決意

    そんな日本の木材自給率は、2005年の段階で20%、現在で30%ほどに過ぎません。
    日本は世界2位の68%の森林率を誇る森林大国であり、世界3位の木材消費国でもあります。
    それなのになんでこんなに低いのでしょう。

     世界最大の熱帯雨林材輸入国として原生林を破壊し、国内にある植林した森は放置しています。

    そのため土砂災害が頻発しているこの現状は、経済のグローバル化がもたらしたものです。

     グローバル経済は、自給自足を駆逐します。
    大量生産システムは大量搾取のシステムです。
    情報も法規も経済力が支配しているのです。

    (うー、ここを聞いたとき、新温泉風力発電事業のことが頭をよぎります。まさにこれじゃないかと・・・)

    その問題解決にはどうすればいいでしょう。

     きらめ樹では、この大きなシステムから、“静かに独立する”ことを推奨しています。
    立ち向かうのではなく、戦うのではなく、静かに脱却していくのです。
    そしてそのための元手は、地域に眠っています。

    (経済のグローバル化からローカル化へ。これはまるで自分を大切にできないのに他者のために行動しようとして、エネルギーを与えるつもりが奪っている人に対して、まず自分を大切にしようという現在の自己啓発の流れと同じことなのかもと思いました)

     

     

    【休憩】

    初めましての人もいたので、休憩の終わりに自己紹介をします。

    ほんとに出会いって不思議だな。

    今日のメンバーを見てつくづく思います。

     

    共にパートナーシップを育んでいる妻がいる。

    パートナーシップ論を発信する自己啓発の「あげまん道」を知るきっかけとなった一人であるみぃゆがいる。

    その大嫌いだったあげまん道との打ち解けが、まさかまさかのあげまん道ちゃみと僕の出雲でのコラボ講演会に繋がっていくんだけど、その主催をしてくれた八月さんがいる。

    そしてその出雲講演会で出会った江美子ちゃんが。

    地元に突如湧いて出た自然破壊の新温泉風力発電事業に一緒に反対してくれたともちんが。

    その仲間の呼びかけに応じてくれた美津子さんが。

    反対活動だけじゃなく自然保護の活動がしたいという思いが強まった時、江美子ちゃんがきらめ樹を引っさげて連れてきてくれたパートナーの康平君が。

    ほんとに不思議な糸で繋がってるんだな~。

    僕は、今日この場でびっくりするほどの過去の伏線を回収しました。

     

    そして新しく出会った知香さんと圭ちゃん。

    ここにもまた愛おしい出会いを感じています。

     

    「縁とはめぐり愛」。

    ただ出会っただけじゃなく、出会いに愛が感じられてこそ縁になる。

    ほんとにつくづくその言葉を噛みしめながら、一人感動していました。

     

     

    【お話会 第2部】

    ここまで暗い話でしたが、これから明るい話をしますと、康平くんから江美子ちゃんへとメインナビゲーターが変わります。

    第一部で提起された問題に対する一つの回答が第二部のテーマです。
    大きなグローバル経済のシステムから脱却して、地域に眠る資源を活用した自給自足のグループへ静かな独立をしていくためにはどうすればいいのかというお話です。

     

     

    きらめ樹とは

    きらめ樹についてお話します。

    きらめ樹というのは皮むき間伐のことで、放置されたままの人工林に手を入れてやることで、健康な森に戻してあげる作業です。

     まず皮を剥く前にゾーニングと選木を行います。

    これがとても大切なんです。

    選木は「森の健康診断」です。

     実はきらめ樹一番のエッセンスは選木だと思っています。

    皮むきのように思いますが、選木がとても大切な時間です。

     500年後、自分たちの7代先に目線をおいて、いのちを残す木と、いのちをいただく木とをみんなで選んでいきます。

     その未来に目を向けてみんなで考えるこの時間がすごく好きです。

     そして木への感謝を伝えてから、皮を剥きます。

    ここで楽しくなる合言葉があるんです。
    『LET’S~、きらめ樹~~!!』って。

    そう言いながらみんなで一斉に皮を上まで剥ききります。

     

     

    きらめ樹の効果

    皮むきをして一年以上置いてからいよいよ伐採です。
    そしてきらめ樹一年後には森に光が入り始め、大地に草が生えてきます。
    そこに落ちていた種たちが光があることにより芽吹き、雑木が育ち、四年後には真っ茶色だった大地が緑の宝庫になるんです。。

     野イチゴや山菜も取れるようになります。
    そしてこの写真は冬イチゴで作ったケーキです。

    (うわー、こんな野生のフルーツケーキ、ほんと素敵だな。僕も子どもたちのためにケーキに冬イチゴを盛ってあげたいなと思いました。)

    そして、きらめ樹マジックは森だけにとどまりません。
    森は海の恋人になるのです。

     ちょっとここは説明お願い☆ と康平くんにフォローを頼みます。

    二人三脚ですね。

    腐葉土は微生物によって分解されてフルボ酸ができます。それが鉄と結びつき、フルボ酸鉄となります。
    鉄分は海藻やプランクトンの成長に働きかける重要な物質です。
    それがフルボ酸と結びつくことで川を流れて海に到達することができます。
    フルボ酸鉄は森から海への贈り物になるんです。

    (参考)フルボ酸鉄について

    『OCEAN GREEN 海からの復興』

    ttp://bp.shogakukan.co.jp/oceangreen/kaitetsu05.html

     

    さらにきらめ樹マジックは川も作ります。
    川のなかった場所に小さな川ができたという報告もあるんです。

     

     

    要するにどういうことか

    みいゆが端的にわかりやすくブログにレポートしてくれています。

    ~Hugくむ~ こころ ゆるゆる ホッとな居場所 『笑顔配達人 みいゆ 今日も笑顔の花を咲かせます♪』

    (ありがとう、みいゆ)

     

     

    女性も子どもも みんなでできる森づくり

    女性や子どももできる画期的な手法であるきらめ樹だからこそ、森の再生にみんなで携わっていけます。

    男性のみだと案外広がらないんですけど、女性の巻き込むパワーってすごいんです。

    女性に火が付いたらほんとに一気に広がっていきます。

     きらめ樹のキーワードは男女ペアです。
    女性が気持ちよくチェーンソーをふるえるように男性はフォローします。

    そう女性がチェーンソーを使うんです。

    私もチェーンソーの講習会を受けました。

    それと、きらめ樹した木は軽くて女性でも運べます。

    私でも持てるんです。

     

     

    きらめ樹をビジネスにする

    いくら間伐が素敵なことでも、生活が成り立たたなければ続かないでしょう。

    そこできらめ樹をどうやって仕事として成り立たせるかへと話は進みます。

    グローバル経済という大きなシステムから静かに独立し、自給自足の経済循環を可能にしていく仲間を増やそうというプロジェクトです。

    地域に眠る資源である間伐材をどう活用していくかに言及していきます。

    伐採、製材、最終加工までをみんなで仕事にする小さな循環のパッケージが小さな木工所『きらめ樹工房』です。

    全国に6か所あります。

    ここではビジネスとして間伐材が循環していくうように目指しています。

     

    ・静岡県/森水人のネットワーク  ・静岡県/フランク

    ・静岡県/pilze(ピルツ)  ・神奈川県/mossrock 山

    ・兵庫県/シカケカグ  ・大分県/家具生活

     

    設備投資が約150万円と小さく、誰でもやれるやり方を積み上げてきたので誰でも始められます。

     

    「ただし、課題があります。」と康平君。

    『AIDMAの法則』という消費者の心理のプロセスがあるのですが、消費者が商品を知って購入に至るまでには次の5つの段階があるとされています。
    1、Attention(注意)
    2、Interest(関心)
    3、Desire(欲求)
    4、Memory(記憶)
    5、Action(行動)

    きらめ樹で今足りないのは3番の「欲求」であると言われています。

    だからこそみんなにそのきらめ樹材の素晴らしさを知ってほしいんです。

     

     

    きらめ樹製品を購入しよう!

    きらめき材ってとっても素敵なんです。

    見た目はよくないかもしれませんが、とっても香りがよくって、身体にいいんです。

     家も家具もきらめ樹材で揃えられます。

     きらめ樹フローリング材は強度も香りも強い「天然乾燥材」。

    下地には合板を使わない伝統的な「根太ころがし」で施行しているそうです。

     

     いろんなところにきらめ樹材は使うことができます。

     

    きらめ樹材を使った新作も続々。

    左がサンキャッチャー。真ん中のがお香。右のが籠です。

     

    きらめ樹は、いい木を次世代に残し、いただいた細い木を活かそうというスタンスです。

     

    きらめ樹が行うのは「自世代消費」ではなく「次世代投資」で、何十年、いや何百年も残るんです。

    耐用年数25年ほどの合板とは異なり、伐り出してから200年も強度が増し続ける優れものなのです。

    (なるほど。きらめ樹製品を買うということも森の再生への貢献になるということなのですね。)

     

     

    きらめ樹7つのお約束

    『きらめ樹7つのお約束』として『3つの想い』と『4つの指針』が示されています。

     

    『3つの想い』

    ・きらめ樹(皮むき間伐)を進め、日本の森を再生する。

    ・日本の木を活かしきり、世界の森を温存する。

    ・森の民として、500年後の未来を見つめて生きて行く。

     

    『4つの指針』

    ・きらめ樹は最新情報を共有し、全国共通のやり方で進める。

    ・木の間伐、加工は、講習を受けてから着手する。

    ・きらめ樹工房はボンド、外材、合板、石膏ボード、珪藻土を一切使わない。

    ・情報、技術交流を大切に、みんなでみんなを育てあう。

    このスタンスで、500年後を見つめ共に進む仲間を増やしながら進んでいきます。

     

     

    きらめ樹はみんなにいい!

    最後に江美子ちゃんがこのきらめ樹にはまった理由を語ります。

    きらめ樹っていいなって思います。

    森にいい。

    動物にいい。

    土砂災害もなくなったら人にもいい。

    海にもいい。

    それから、

    山主さんにもいい。

    きらめ樹する人もいい。

    きらめき材を使う人にもいい。

     

    そんな誰もが「WIN-WIN-WIN」な関係になれるから、きらめ樹が大好きになったんです。

    (ほんとそれが一番ですね。僕はこの山で伐採した杉を使った塔婆で、魂を降ろしたいです。)

     

     

    【お昼ごはん】

     

     

    【選木体験会】

    いよいよ山に入ります。

    入る前におじぎをしてご挨拶。「おじゃましま~す」

     

    険しい道を進んでいきます。

    康平君と圭ちゃんが前日に草刈や倒木処理をしてくれていたので、助かりました。

    とはいえ、子供連れのきらめ樹イベント向きの場所ではありませんので、子供たちと皮むきをしたいという想いを叶えるためには、別の場所を探す必要がありそうです。

     

    そして、康平君と圭ちゃんがあらかじめ選んでくれていた場所に到着です。

     

    康平君が選木の仕方を説明してくれています。

    ゾーニングがすでにしてあり、100㎡(10m×10m)という区画がピンクの旗のついた杭で囲ってありました。

    地面からの高さ120cmの幹の直径が30cmを超える木が何本か混じるようなところは100㎡で、30cmよりも細い木ばかりのところでは50㎡(7.07m×7.07)で区画をつくるということです。

    この場は光もかなり当たって、木も太いものが多い場所だそうで、100㎡で区画化したようです

     

    この区域の中で最も平均的な立木を見つけます。

     

    そしてその木の高さを測ります。

    20m離れた場所から木のてっぺんを見つめ、角度から樹高を割り出す「樹高測定盤」を使って計測します。

     

    ※測り方(NPO法人森の蘇りHPより抜粋)https://mori-no-yomigaeri.jimdo.com/%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%89%88-%E9%81%B8%E6%9C%A8%E6%97%A9%E8%A6%8B%E8%A1%A8/)

    「もっと暗い森がほとんどなんだけど、ここはかなり明るいな~」と圭ちゃん。

     

    次にこの区域内にある杉にチョークで番号を振っていきます。

     

    今度はこの100㎡内の樹の太さを測っていく組と、それをもとに断面積を計算する組に分かれます。

     

    この木は太くって、一人でメジャーを廻せません。

     

    「5番、152cm!」 地面から120cmの幹を測定します。

     

    「4番!」 えっと何cmだったっけ(笑)

     

    記録係と電卓での計算係。

    円周がわかったら3,14で割れば木の断面直径が。

    半径×半径×3.14で断面積がわかります。

    このゾーン内の木の断面積合計が選木の目安になるのです。

     

    チョークとメジャーをお返しします。

    そして、断面積の合計が出ました。80㎡強です。

     

    そしていよいよ選木です。

    きらめ樹は細くて競争に負けている木を間引く、劣勢間伐をいたします。

    優勢間伐はせず、太く大きな木の下に自然に芽生える広葉樹との混交林にしていき、強い森を未来の子どもたちに手渡すのです。

     

    選木の目安は、1ヘクタール(10,000㎡)あたりの断面積合計が30㎡近くまで下げることが目標となります。

    80㎡/1ha=飽和状態・もう少しも太る余地はありません
    50㎡/1ha=少しの余地はありますが間伐が必要です
    30㎡/1ha=間伐の必要はありません

     

    ということは、このゾーンの木はもうまったく太る余地がないということなのですね。

    そして100㎡あたりに杉は最低限4、5本残すということもお約束のようです。

     

    そのいうことをふまえて、どの木のいのちを残して、どの木のいのちをいただくのかを選びます。

    康平君はこの時間がとても尊いといいます。

    500年後の姿を想いながら、みんなで一緒に考えるのです。

     

    みんなが木の先端を眺めています。

    位置的に残したいと思った木が、途中で折れていることを圭ちゃんが見つけてくれたのです。

    また康平君によると、「形状比(樹高が胸高直径の何倍に相当するかという値)が90を越すような木はいつ折れてもおかしくありません」ということでした。

     

    傷がついたり折れたりしていないかな?

    まっすぐに伸びているかな?
    枝ぶりや葉ぶりはどうかな?

    元気な感じがするかな?

    木々の間隔、配置バランスはどうかな?
    そんなことを念頭に置きながら、断面積合計を少しでも下げるように、みんなで意見を出し合います。

     

    みぃゆは、木々のことを「この子たち」って呼ぶことに感動したみたいでした。

     

    康平君が「木の声を聞ける人の意見も参考にしたりします。」って言ったんだけど、みんなが「聞こえな~い」って笑ってたね。

    ただ僕も「聞こえな~い」って言ってたんだけど、なんかそのうち木じゃないどこかからリーディングしてたりして。

    たしかこんな感じだったかな。

     

    みんなが聞こえるんだよ。

    だけど違うということを恐れて聞こえないことにしてるんだね。

    みんなが聞けばいい。感じればいい。

    同じじゃないんだ。

    あの人へはあの人へのメッセージが。

    あなたへはあなたへのメッセージがある。

    正しいとか間違っているとかないから。

    あなたはあなたの直感を伝えればいいし、あなたのリーディングした言葉を伝えればいい。

     

    長い時間考えました。

    そしてみんなの合意で、あの子とあの子のいのちをいただこう、あとの木は残そうということを決めました。

     

    残すと決めた木にリボンを結んでいきます。

     

    そして残す中でもっとも大きな幹をした木の周りに集まり、みんなで手を繋ぎました。

    繋いだ手は、およそ円周3メートル。500年後の木の大きさです。

     

    みんなが目をつぶります。

     

    康平君が読み上げる、500年後のメッセージ。込み上げるものがあります。

     

    きらめく僕らは500年後に繋がる光の使者。

     

    レッツ~、きらめ樹~~!!

     

    なんて素敵な一日だったのでしょうか。

    心が喜びで震えています。

    みんな~、ほんとうにありがとう!!

     

    さて春にはいよいよ皮むきをする予定です。
    今まで知らなかったけれど、我が寺にはいくつかの所有している山があるのです。

    眠っていた資産が、今目覚めようとしています。

     

    みなさん、お楽しみに~☆

     

    (主催 いのちをつむぐ会 代表 山地弘純)

     

     

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    山地 弘純

    住職
    真言宗のお寺『善住寺』の住職。瞑想誘導、心の相談、陰陽統合セッション、カウンセリングなど心の寺子屋としての活動に力を入れる。夏休みの寺子屋体験、春休みのお遍路体験など、子供たちの集まる企画も大人気。大人も子供も笑顔をいっぱいに表現できるフィールドとしてお寺を活用していくべく邁進中。ブログは自己の気づきを綴る中に、生き方のヒントとして発信している。
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